クラフトビール、クラフトコーヒーって最近何かと「クラフト〇〇」って見かけますよね。
ところで、一体「クラフト」って何?と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、意味合いを商品とともに説明していきます。
◆クラフト(craft)とは
クラフト(craft)には「伝統的な工芸品」であったり、「美術や工芸の技術・技能」という意味があります。
ニュアンス的には、「伝統的な技術を駆使した、職人技が生み出すオリジナルの〇〇」といったところでしょうか。
クラフトビールの場合はしっかりした定義があります。
◆クラフトビール=地ビールの定義
全国地ビール醸造者協議会(JBA)では、クラフトビール=地ビールとしており、2018年に下記の3点を定義としました。
1.酒税法改正(1994年4月)以前から造られている大資本の大量生産のビールからは独立したビール造りを行っている。
2.1回の仕込単位(麦汁の製造量)が20キロリットル以下の小規模な仕込みで行い、ブルワー(醸造者)が目の届く製造を行っている。
3.伝統的な製法で製造しているか、あるいは地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。そして地域に根付いている。
JBA 全国地ビール醸造者協議会
http://www.beer.gr.jp
要するに、大手メーカーで作ったものはクラフトビール(地ビール)に認定しないと言うことですね。

◆クラフトビールのAmazon売り上げランキングTOP5(2021,7,6時点)
- よなよなエール
- サンサンオーガニック
- 水曜日のネコ
- コエドビール
- エチゴビール ビルスナー
1.よなよなエール(よなよなの里)
クラフトビールの王道の味わいを追求した、アメリカンペールエール。
最近はコンビニでも良く見かけるようになりました。
2.サンサンオーガニック(よなよなの里)
有機栽培のモルトとポップを100%使用したオーガニックビール。
3.水曜日のネコ(よなよなの里)
青りんごとオレンジピールの香り、ハーブも合間ってすっきりとした飲み口となっています。
4.COEDO(コエドビール)
シトラスを感じるアロマホップが香るセッション・IPA「毬花」
爽やかな飲み口が特徴の「瑠璃」
白濁色の小麦ビール「白」
白葡萄や柑橘類を感じるアロマポップが香る「伽羅」
長期熟成ビール「漆黒」
香ばしい甘味が特徴のプレミアムエール「紅赤」
6種類の飲み比べがランクイン。
5.ピルスナー(エチゴビール)
チェコ・ザーツ産アロマポップを使用。麦芽100%のクラシックラガーです。
◆クラフトコーヒーの定義
クラフトビールに対して、クラフトコーヒーにはこれといった定義はありませんでした。
意味合いとしては元々のクラフト(craft)の意味に近いニュアンスで、職人が技術を用いて作ったコーヒーといったものになります。
また、クラフトビールは大手メーカーではなく小規模の酒造しか作れなかったのですが、コーヒーに関しては大手メーカーが作っているものが主流のとなります。
サントリー クラフトボス
「25年間培ってきたBOSSのクラフトマンシップ」が宿ったコーヒーです。
コーヒーの苦味や酸味が少なく、すっきりした味わいで一気に飲める飲みやすさです。
コカ・コーラ ジョージア ジャパン クラフトマン
「ジョージアの40年以上にわたる職人技」を注ぎ込んだコーヒーです。
クラフトボスにも似た飲みやすさですが、こちらは若干酸味があります。
「クラフト」といっても商品によって意味合いは若干異なるようですが、どの製品も各社が時間と技術を注いで作り上げたものには変わりありません。
製品を通じて、ぜひその会社の集大成を味わってみてください。
では、また。



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